例えばここに一枚の写真がある。
在りし日の寝台急行「銀河」をとらえたものである。
露出も構図も何もかもめちゃくちゃ。かろうじてぶれてない、という写真。こんなもの何の価値があるんだこのヘタクソアマチュア野郎、お前に写真の何が分かるんだ、と言われても仕方が無い。しかしこれは一種の感動だった。
小学5年生だったか、朝早くから寒い中待って、そして朝日の中一目散に走ってきた銀河編成を見て感動した。
一般的に見て下手かもしれない。でもそれでいい。自分の中でそれが感動として、経験として残っていれば満足である。
もう一つ。
比較的ましになったとはいえまだまだな写真である。でもやっぱりこれには思い入れもあるし感動もあった。
これを撮ったあとの胸が浮かび上がるような気持ち、何度も写真を見直したくなるあの思いは今の自分の原動力につながっているはず。
さて、もう少し。
前に小学生向けの新聞に連載されていた写真のコーナーに応募して、写真は心が動いたときに撮るもの、というアドバイス(?)を受けた事があった。
次の写真。
まさに心が動いていた。急行「能登」に憧れて憧れて乗った。そのときに撮ったもの。
純粋な気持ちで、ああ、ボンネットってやっぱりかっこいいな、と思って切ったシャッター。
全く価値のないのは分かってる。でもやっぱりこれは宝だ。
最後に私が今までの短い人生の間で最も感動したことについてだ。
2009年3月13日。忘れもしないあの富士・はやぶさ最終日
写真の善し悪しなんてどうだっていい。ただ、あの時あの瞬間、一体感というか連帯感というか、そんなものを感じた。夜の横浜駅に駆けつけたたくさんのファンの心が一緒になって最後の時を見つめていた。
そして入線・・・
富士・はやぶさの様々な思い出がよみがえって来る・・・
六郷、川崎、新子安で大勢のファンの前で平気で被ったE233、ホリデー快速と並んだ横浜、大森、東京・・・
由緒正しきこの特急は最後の最後まで勇姿を見せてくれた。思い出の53号機にエスコートされて、堂々とした14形を連ねて。胸が熱くなった。これまで感じた事の無い感覚。
そして・・・
皆口々に「ありがとう!!」「お疲れ様!!」「さよなら!!」と叫ぶ。
本当に最期。
東京から九州への最後の便りは興奮のるつぼの横浜に風を残して去って行った。
これが私の感動した体験だ。
なんだか重い話になってしまったがつまんなかったら飛ばしてね。また次回からいつもの通りぐーだぐだにやっていくから。え?今回もぐだぐだ??ふははははははは
ブルートレインで青春
返信削除寝台車は横浜に停車するが通勤快速は通過というなぞー
返信削除そういう謎、多いよ
返信削除富士とはやぶさ横浜で撮影したんだ。
返信削除結構混んでいるね。
nhkでこういう番組していた
思い出のある人多いと思う
その番組はもれなくみました
削除思い出のある人3:葬式7かな